藤木淳 face藤木淳 『ダイレクションジグ』はアイデンティティが光る独自の理論が詰まったスモラバです。

2016-05-19 00:00:00

ダイレクションジグの出荷が近づいて来ました!

スモラバは「どれも同じ」と思われがちですが、「ダイレクションジグ」には、しっかりとしたコンセプトがあります。
今回はそこを紹介!

先ずはフックが強靭である事。
これには、新開発のノガレスフックを採用しており、ノガレスなら高剛性、高強度、高耐久性のフック製作が可能であり、それの元になっているのがGGSハイカーボン素材、先ず他社のフックとは素材からして圧倒的に違うのです!

カーボン含有率が異常に高い高級マテリアルを使用しているので、鋭く強靭な針先が可能になり、しかもその鋭利さが損なわれ無い秘密もここにあるのです。

このフックを採用する事により、カバーでのやり取りも安心して出来るのはもちろん、ライトラインのフッキングでも、ゼロフリクションコートがサポートしてくれるので、驚く程のフッキングが可能になります。

このフックに、高強度樹脂タングステンを成形する事で、樹脂タンに有りがちなモロさも軽減しました。

そして卓越したカバー回避能力。

その秘密はキーパーにあります、ヘッドをラウンドに近い形状にする事で狭い隙間のストラクチャーをすり抜け易いのは分かって貰えますが、そうするとボトムやカバーを抜ける時にジグが倒れこみやすく、その時にフックが障害物を引っ掛けてしまう事が多いのです。

そこで採用したのが、世界初の試み‼️「デルタキーパー」でした。

通常は丸断面のキーパーを採用するのですが、フラッシュユニオンでは、三角断面のキーパーを採用!これにより、キーパー部分が低重心になりフックが常に上を向こうとする効果があり、根掛りにくい姿勢を制御する事に成功しました。

そして、ガード力の高いトリプルブラシガードを標準装備、状況やカバーの濃さ使うタックルによってカットする事で、ベイト、ベイトフィネス、スピニングと、抜群のフッキングが可能になります。

このガード効果とデルタキーパーが、ブッシュの中のジグを回収する時に起りがちな不要の根掛りを激減させ、ポイントを潰す事無く、快適にカバーフイッシングを楽しんで頂くことが出来ます。

そしてラバーにもこだわりが!
ダイレクションジグでは水流にリニアに反応するソフトなマテリアルのラバーを採用しています。

しかし、ただソフトなだけでは水の中に入れた時に、ジグにゴミが纏わり付いたような現象が起き、ラバージグでは無くゴミになってしまいます。

しかも、カット幅も狭い細いラバーだとなびき易いため、水を動かす効果も期待出来ません。

ダイレクションジグに採用したラバーはこの問題を解決する為、通常手に入り易い長方形断面のラバースカートを使わず、素材から指定した特注の正四角形に近いカットのラバースカートを採用しています。

長方形だと薄い方向にしかたわまず、戻りが遅くなりますが、正方形に近いとどちら方向にもたわみにくいので戻る力が強く、現在では手に入ら無くなってしまった、ゴム製のファインラバーのような質感が可能になり、少し引くだけで震える釣れるラバーになるのです。

そうする事で細く柔らかいラバーでも、剛性のある戻りが速くリニアに反応するスカートを作るのが可能になります。

素材から選んだシリコンをこのような特注品で作り、採用している為コストは掛かりますが、長期に渡り使い続けられる色褪せ無い製品を目指しているので、そのままノーチューンで使って頂けます。

もちろん、スカートのカットも伝統の藤木カット、長さの違うラバーがタイムラグのある絶妙の良い仕事をしてくれます。

止めてからのバイトが多いのは、このスカートの自発的な誘いが効いているので、イメージして使うことで、ポーズ時も待てるコンフィデンスが持てると思います。